アメリカで訓練中の航空機が墜落 航空自衛隊の隊員死亡

日本時間の20日朝、アメリカ南部のアラバマ州で、航空自衛隊の隊員が乗った航空機が訓練中に墜落し、隊員が死亡しました。この隊員はアメリカ空軍の教育課程で操縦技術などを学んでいたということで、防衛省が、詳しい状況を確認しています。

航空自衛隊によりますと、日本時間の20日午前8時ごろ、現地時間の19日午後5時ごろ、航空自衛隊に所属する20代の2等空尉と、アメリカ空軍のパイロットの教官が乗っていたT38練習機が、訓練中にアメリカ南部のアラバマ州にあるモンゴメリー空港に着陸しようとしたところ、空港のおよそ3キロ手前の森に墜落したということです。

航空自衛隊の隊員とパイロットの教官はいずれも死亡しました。

航空自衛隊によりますと、この隊員は静岡県の浜松基地にある航空教育集団司令部に所属していて、戦闘機のパイロットになるためおととしからアメリカ空軍の教育課程で操縦技術などを学んでいたということです。

また、乗っていたT38練習機は2人乗りの機体で、アラバマ州の隣のミシシッピ州にあるコロンバス基地を飛び立ち、離着陸の訓練を行っていたということです。

防衛省は、アメリカ空軍に派遣している連絡官らを通じて事故の詳しい状況を確認しています。

岸防衛相「痛恨の極み」

岸防衛大臣は、防衛省で記者団に対し「将来を期待する航空自衛隊の若手パイロットとアメリカの教官が亡くなられたことは、防衛大臣として痛恨の極みだ。心よりご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご家族の皆様にお悔やみを申し上げる」と述べました。

そのうえで「墜落事故の細部や原因、民間への被害などは現在、調査確認中だ。アメリカ軍とも協力しながら、できるだけ早く判明するように協力し、このような事案が再び発生しないよう、飛行の安全に万全を期していく」と述べました。

アメリカ軍「ご家族にお悔やみ」

アメリカ軍は声明を発表し「2人のパイロットのご家族にお悔やみ申し上げる。仲間を失った悲しみを表現できる言葉はない」として2人の死を悼みました。