“学生の実習 断られた経験” 9割以上の看護学校など

新型コロナウイルスの影響について全国の看護学校など対象にアンケート調査を行ったところ、9割以上の学校で、医療機関などから学生の臨床実習の受け入れを断られた経験があることが分かりました。

この調査は、日本看護学校協議会共済会が、看護師や准看護師を育成する大学や専門学校など1000校余りを対象にアンケート調査を行い、去年12月までに731校から回答を得ました。

それによりますと、去年以降、新型コロナウイルスの影響で医療機関から学生の臨床実習の受け入れを断られたことがあると答えた学校は96.6%に上ったということです。

ほとんどの学校は時間を短くするなどして、最終的に実習を行ったということですが、24校が実施できていないと回答しました。

また、実習を行うことができた学校でも、患者に対応する時間を例年通り確保できたと答えたのは11.4%にとどまりました。

調査を行った団体によりますと、新型コロナウイルスにより、多くの医療機関で態勢がひっ迫していたことが背景にあるということで団体では、学生が実際の医療現場に出た際には職場などでの教育の補強が必要だとしています。

調査の分析を担当した奥田三奈さんは「学生から実習ができず不安だという声を聞いている。実習先を確保するためには病院のひっ迫状況をコントロールすることが必要だ」と話しています。