新型コロナ 10都府県 6指標の状況(18日)

政府の分科会は、感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、「病床のひっ迫具合」、「療養者数」、「PCR検査の陽性率」、「新規感染者数」、「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。

内閣官房によりますと、今月18日時点で、緊急事態宣言が出ている10の都府県の中には、「病床使用率」と「人口10万人当たりの療養者数」、それに「感染経路が不明な人の割合」で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えているところがあります。

なお「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は、東京都で44%、埼玉県で58%、千葉県で62%、神奈川県で37%、愛知県で35%、岐阜県で27%、大阪府で38%、兵庫県で44%、京都府で29%、福岡県で54%です。

このうち重症者用の病床は、東京都で86%、埼玉県で20%、千葉県で14%、神奈川県で18%、愛知県で27%、岐阜県で15%、大阪府で43%、兵庫県で47%、京都府で21%、福岡県で24%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で31人、埼玉県で29人、千葉県で32人、神奈川県で14人、愛知県で14人、岐阜県で12人、大阪府で17人、兵庫県で12人、京都府で18人、福岡県で21人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

東京都で4.2%、埼玉県で2.7%、千葉県で5.6%、神奈川県で4.9%、愛知県で3.3%、岐阜県で1.9%、大阪府で1.9%、兵庫県で3.1%、京都府で2.2%、福岡県で2.9%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

東京都で18人、埼玉県で13人、千葉県で14人、神奈川県で9人、愛知県で6人、岐阜県で6人、大阪府で8人、兵庫県で6人、京都府で5人、福岡県で9人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

東京都で0.76、埼玉県で0.77、千葉県で0.79、神奈川県で0.65、愛知県で0.71、岐阜県で0.67、大阪府で0.68、兵庫県で0.68、京都府で0.66、福岡県で0.77となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

東京都で47%、埼玉県で38%、千葉県で66%、神奈川県で51%、愛知県で43%、岐阜県で15%、大阪府で70%、兵庫県で26%、京都府で35%、福岡県で46%でした。