「鬼滅の刃」海賊版がネットで販売 版元が注意呼びかけ

人気漫画「鬼滅の刃」の単行本を違法に印刷したとみられる「海賊版」がインターネット上で販売されていることが分かり、版元の集英社が公式サイトなどで注意を呼びかけています。

集英社によりますと、今月、インターネット上で単行本を購入したという人から本が不良品だったので交換してほしいという問い合わせがあり、実物を取り寄せて確認したところ、「海賊版」であることが分かったということです。

その後の調査で、先月から今月にかけてフリーマーケットアプリやネット通販サイトで「23巻全巻セット」などとして同様の海賊版が相次いで出品されていることを確認したということです。

これらの海賊版は、正規の単行本よりも厚みが薄く、紙質が荒いことや、4巻の裏表紙の定価の表記がけい線で囲まれていないなどの特徴があるということです。

海賊版は正規品をスキャンして印刷した違法なコピー品だと見られるということで、通常価格よりも高値で出品されていたということです。

誤って海賊版を購入した場合でも返品や交換などの対応はできないことから、集英社は公式サイトなどで海賊版の特徴を掲載するなどして注意を呼びかけています。

集英社編集総務部の冨重実也課長は「海賊版が出回ることで漫画家の収入を奪うことにつながってしまう。誤って海賊版を購入することがないよう気をつけてほしい」と話しています。