千葉県 新型コロナ 2人死亡 147人感染確認

千葉県内で19日、新たに発表された新型コロナウイルスに感染が確認された人は147人でした。これで県内で感染が確認された人は合わせて2万5276人となりました。

また、感染が確認されていた2人の死亡が新たに発表され、死亡した人は合わせて385人となりました。

感染確認減少スピード鈍る 森田知事「宣言解除難しく」

緊急事態宣言が出されてから19日で6週間となりますが、千葉県では感染確認の数が減少するスピードが鈍っていて、森田知事は「このままでは宣言解除が到底難しくなってくる」として県民に対して不要不急の外出を自粛するよう改めて協力を求めました。

千葉県で新たに感染が確認される人の数は、先月15日の504人をピークに減少傾向が続き、先週からは200人を切りましたが、最近は140人前後となり減少のスピードが鈍っています。

これを受けて千葉県の森田知事は19日臨時の会見を開き、県内の現状について「ここ2週間は感染者数が下げ止まりの傾向だ。医療のひっ迫は続いていて、このままでは3月7日の宣言の解除が到底難しくなってくる」と述べて強い危機感を示しました。

下げ止まりの要因としては、市中感染が依然として多く、それが高齢者施設などのクラスターの相次ぐ発生にもつながっているとしたうえで「千葉駅の周辺なども人出が多い。気候がよくなり外に出たくなるだろうが、不要不急の外出は引き続き避けてほしい。ここで抑え込まないと宣言の解除には向かっていかないのでお願いしたい」と述べ、外出自粛への協力を改めて呼びかけました。