また、およそ47%の166人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、残りのおよそ53%の187人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。
濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く81人、次いで「施設内」が51人、「職場内」が12人、「会食」が11人などとなっています。
このうち「施設内」では、17の医療機関で患者と職員合わせて25人、8の高齢者施設で利用者と職員合わせて18人の感染が確認されました。
これで都内で感染が確認されたのは合わせて10万9135人になりました。
また、19日時点で入院している人は、18日より50人減って2097人でした。
「現在確保している病床に占める割合」は41.9%です。
このうち、都の基準で集計した19日時点の重症の患者は18日と同じ84人で、重症患者用の病床の25.5%を使用しています。
これまでに感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は18日より82人増えて1077人でした。
都が確保したホテルなどで療養している人は18日より1人増えて430人で、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は18日より156人減って643人でした。
また、都は、感染が確認された50代から90代の男女合わせて11人が死亡したことを明らかにしました。
11人のうち5人は入院していた医療機関で、3人はデイサービスなどの高齢者施設で感染したということです。
これで都内で死亡した人は合わせて1221人になりました。
東京都 新型コロナ 11人死亡 353人感染 13日連続500人下回る
東京都は、19日都内で新たに353人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
500人を下回るのは13日連続ですが、2日連続で1週間前の同じ曜日を上回っていて、都の担当者は「この週末や来週の祝日なども会食を控えて感染防止に取り組んでほしい」と話しています。
東京都は、19日都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて353人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
500人を下回るのは13日連続ですが、18日に続いて2日連続で1週間前の同じ曜日を上回っています。
これについて都の担当者は「まだ2日間だけなので今後、傾向を見ていく必要がある。金曜の夜や土曜、日曜に友人と複数人で会食し、感染したケースが出ているので、この週末や来週の祝日なども会食を控えて感染防止に取り組んでほしい」と話しています。
19日の353人の年代別は、
▽10歳未満が6人、
▽10代が21人、
▽20代が84人、
▽30代が69人、
▽40代が40人、
▽50代が49人、
▽60代が30人、
▽70代が27人、
▽80代が22人、
▽90代が5人です。
濃厚接触者の内訳は「家庭内」が最も多く81人
「7日間平均で前週の7割以下」に抑えられているか
東京都は、新型コロナウイルスの新たな感染確認を7日間の平均で前の週の7割以下に抑えることを目安として、今月2日から協力を呼びかけています。
7日間の平均は、今月2日から8日まではいずれの日も前の週の7割以下に抑えられていました。
今月9日に71.1%、10日に71.7%、11日に70.3%と、3日連続で目安を超えました。
その後は17日まで7割以下が続いていました。
しかし、18日は355.1人で前の週の76.3%、19日は361.7人で前の週の84.7%と、2日連続で目安を超えています。
7日間の平均は、今月2日から8日まではいずれの日も前の週の7割以下に抑えられていました。
今月9日に71.1%、10日に71.7%、11日に70.3%と、3日連続で目安を超えました。
その後は17日まで7割以下が続いていました。
しかし、18日は355.1人で前の週の76.3%、19日は361.7人で前の週の84.7%と、2日連続で目安を超えています。
専門家「警戒緩めれば次の流行につながりうる」
東京都内の1日の感染の確認が500人を下回る数で推移していることについて、専門家は「下げ止まりの状況で“第3波”はまだ収束しておらず、警戒を緩めれば次の流行につながりうる」として追加の感染対策も検討すべきだと指摘しています。
感染症対策に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、1日の感染の確認が減少傾向になり、都内は500人を下回る数で推移していることについて「マスクの着用や手洗い、不要な外出の自粛など、個人の努力によってここまで減らすことができている」と述べました。
一方で「500人以下といっても下げ止まりの状況で“第3波”はまだ収束していない。いま我慢をやめて動き出すと1日1000人程度にまで簡単に増えてしまい、次の流行が起こりうる」と述べ、警戒感を示しました。
そのうえでさらに感染を抑え込むことが必要だとして松本教授は「長期的には感染者ゼロを目指すべきだが、まずは1日に100人程度にまで抑え込むことが目標になる。個人はこれまでどおりの対策をしっかりと継続してもらうことが大事で、このほかに会社のテレワークをさらに進めるなど、追加の対策も検討すべきだ」と指摘しました。
また、自身が参加する、東京都の感染状況の予測や対策を検討する専門家ボードでは、変異ウイルスへの警戒感が高まっているとして「変異ウイルスの感染がさらに広がる前に、感染状況をしっかりと把握し、抑え込んでいく仕組みをつくるべきだというのが共通の意見だ」と述べました。
このほか、医療従事者への先行接種が始まったワクチンについては「感染対策として期待しているが、どれだけ多くの人に接種してもらえるかが重要になる。今の段階ではワクチンの供給の時期の見通しさえ立っていないのが残念だ」と述べました。
感染症対策に詳しい国際医療福祉大学の松本哲哉教授は、1日の感染の確認が減少傾向になり、都内は500人を下回る数で推移していることについて「マスクの着用や手洗い、不要な外出の自粛など、個人の努力によってここまで減らすことができている」と述べました。
一方で「500人以下といっても下げ止まりの状況で“第3波”はまだ収束していない。いま我慢をやめて動き出すと1日1000人程度にまで簡単に増えてしまい、次の流行が起こりうる」と述べ、警戒感を示しました。
そのうえでさらに感染を抑え込むことが必要だとして松本教授は「長期的には感染者ゼロを目指すべきだが、まずは1日に100人程度にまで抑え込むことが目標になる。個人はこれまでどおりの対策をしっかりと継続してもらうことが大事で、このほかに会社のテレワークをさらに進めるなど、追加の対策も検討すべきだ」と指摘しました。
また、自身が参加する、東京都の感染状況の予測や対策を検討する専門家ボードでは、変異ウイルスへの警戒感が高まっているとして「変異ウイルスの感染がさらに広がる前に、感染状況をしっかりと把握し、抑え込んでいく仕組みをつくるべきだというのが共通の意見だ」と述べました。
このほか、医療従事者への先行接種が始まったワクチンについては「感染対策として期待しているが、どれだけ多くの人に接種してもらえるかが重要になる。今の段階ではワクチンの供給の時期の見通しさえ立っていないのが残念だ」と述べました。
小池都知事「土日祝も協力を ここが大切」
東京都の小池知事は記者団に対し「少しぶり返しやリバウンドが懸念される。あすあさっては土日で、月曜日をはさみ火曜日は祝日だが、日々の行動を改めてここが大切だということをご家族でも確認して、感染拡大防止に協力をお願いしたい」と述べました。