曙ブレーキ工業 検査データ改ざん 再発防止を指示 赤羽国交相

自動車部品メーカーの曙ブレーキ工業で、製造したブレーキ部品の検査データの改ざんなどの不正が行われていたことについて、赤羽国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「不適切な行為が行われたことは遺憾だ」と述べ、会社に対して、再発防止に取り組むよう指示したことを明らかにしました。

曙ブレーキ工業は今月16日、山形県、福島県、さいたま市、岡山県の4つの工場で製造したブレーキ部品の検査で、耐久性などに関する数値を改ざんしたり、過去のデータを流用して検査をしたようにみせかけたりするなどの不正が、およそ20年前から11万件余り行われていたことを公表しました。

これについて赤羽国土交通大臣は、閣議のあとの記者会見で「自動車の安全性の根幹をつかさどるブレーキ部品に関して、長年にわたって不適切な行為が行われたことは遺憾だ」と述べ、会社に対して再発防止策の着実な実行と、コンプライアンスの徹底を指示したことを明らかにしました。

一方で、これらの不正は取引先の自動車メーカーと取り決めた基準に適合していなかったということですが、国土交通省の調査で法令で定められた保安基準は満たされていたということです。

赤羽大臣は「部品による事故の情報はなく、自動車メーカーが、部品を車に組み付けた状態で1台ごと検査を実施し、国の保安基準を満たすことを確認して出荷されていた」と述べ、リコールの必要はないという認識を示しました。