コロナワクチン先行接種 病院で職員に説明会 東京 武蔵村山

医療従事者を対象に全国100か所の病院で先行して新型コロナウイルスのワクチン接種が始まる中、対象の1つ、東京・武蔵村山市の病院では18日夜、ワクチンを接種する予定の職員向けに説明会が開かれました。

説明会が開かれた東京・武蔵村山市の国立病院機構村山医療センターでは、20日からワクチン接種を始め、医師と看護師など合わせておよそ300人が接種を予定しています。

18日夜開かれた説明会にはこのうちのおよそ40人が参加しました。

説明会では、接種後の副反応について、新型コロナのワクチンとインフルエンザのワクチンを比較したアメリカの臨床試験データなどが紹介されました。

参加した人からは接種後に副反応が出て2回目の接種を辞退した人の割合がどれくらいいるのかとか、接種を控えたほうがよい条件についてなどの質問があがっていました。

この病院では、今回の説明を聞いたうえで、職員は接種の最終的な同意書を提出することになっています。

参加した医師は、「説明を聞いて漠然とした疑問や不安が解消されました」と話していました。

村山医療センターの谷戸祥之院長は、「接種が始まって今後、問題が出てくるかもしれないが1つずつ対処して一般の人の接種に向けて準備を進めていきたい」と話していました。