韓国 新型コロナ 集団感染相次ぐ 2日連続感染者600人台に急増

韓国政府は、ソウル近郊の工場などで新型コロナウイルスの集団感染が相次ぎ、感染者数が2日連続で600人台に急増したとして、感染対策の徹底を呼びかけています。

韓国では新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が、先週は平均400人を下回っていたのが、今週に入って増え始めていて16日、17日と621人の感染が確認されました。

1日当たりの感染者数が2日連続で600人を超えるのは先月9日以来です。

疾病管理庁はソウル近郊のキョンギ道(京畿道)や、中西部チュンチョン南道(忠清南道)の工場などで、100人を超える集団感染が相次いだことが増加の要因だとしています。

集団感染が起きた工場では人が密集し、いわゆる3密の状況になっていたほか、マスクの着用が徹底されていなかったということです。

また、これらの工場では外国人労働者が多く、寮で一緒に生活していたことも感染拡大につながったということで、工場側に従業員の密集を避けるなど適切な対応をとるよう求めています。

また、疾病管理庁は旧正月の連休中に家族どうしで集まって感染した例もあり、今後、感染者がさらに増えるおそれもあるとして、人と人との距離を保つなど、対策の徹底を呼びかけました。