ワクチン最新情報 解熱剤を使って大丈夫?成分は?

17日から、およそ4万人の医療従事者を対象に先行して始まった新型コロナウイルスのワクチン接種。
解熱剤を服用してもいい?どんな成分なの?
ワクチンをめぐるさまざまな不安や疑問について、最新の情報をまとめました。
(2月18日時点)

解熱剤 痛み止め 服用していい?

新型コロナウイルスのワクチンを接種したあと熱が出たり、痛みがあったりしたとき、解熱剤や痛み止めなどの薬を服用してもいいのでしょうか。

新型コロナウイルスのワクチンでは熱や痛みなどが起こることが知られています。

接種して1日から2日以内に起こることが多く、数日で消えるとされていて、厚生労働省はウェブサイトで「必要な場合は解熱鎮痛剤を服用するなどして様子を見てほしい」としています。

そのうえで、接種後2日以上、発熱が続く場合や症状が重い場合、それに、これまであまり報告されていないような症状があった場合などは医療機関への受診や相談などを考えるよう呼びかけています。

専門家は

ワクチンに詳しい北里大学の中山哲夫特任教授によりますと、こうした発熱や痛みは免疫機能が活性化することで起こるもので、解熱剤や痛み止めなどの薬を飲んでも免疫の反応には影響がないと考えられるということです。
中山特任教授は「ひどい痛みや38度5分以上の高熱が出るような状態であれば痛み止めや解熱剤を飲んで対応したほうがいいのではないか」と話していました。

ただ、ワクチンを接種する前から事前に解熱剤や痛み止めを服用することについては、アメリカ・CDC=疾病対策センターはワクチンの働きにどのように影響するか分かっていないとして、「勧められない」としています。

ワクチンの成分は

ワクチンには免疫機能を働かせるために必要な物質のほかに免疫の働きを助ける成分や品質を保つための成分などが添加物として含まれています。

このうちアメリカの製薬大手、ファイザー製のワクチンには抗体の目印となるたんぱく質の遺伝情報が入ったmRNAという物質が含まれています。

また添加物として、mRNAが壊れるのを防ぐため、ポリエチレングリコールと呼ばれる物質が含まれているほか、コレステロールや塩化カリウムなども含まれています。

従来のワクチンとは異なり、実際のウイルスの成分は含まれていません。
一般的にワクチンのアレルギーなどは、ワクチンに含まれた添加物が原因となる場合があるとされています。

過去にはインフルエンザのワクチンなどにはゼラチンが含まれていたことがありアレルギーの原因ではないかと指摘されました。

今回の新型コロナウイルスのワクチンではゼラチンなどは含まれていませんが、海外では、接種したあとにまれにアナフィラキシーと呼ばれる激しいアレルギー反応が起こることが報告されています。

これについてアメリカ・CDC=疾病対策センターではワクチンに含まれるポリエチレングリコールがアレルギー反応の原因となっている可能性を指摘しています。

日本の厚生労働省でもこれまでワクチンの成分でアナフィラキシーなどの重度の過敏症を起こしたことがある人は、一般的に接種を受けることができないなどとしていて、アレルギーのおそれがある人はかかりつけの医師に相談するよう呼びかけています。