米司法省 北朝鮮のハッカーなど起訴 世界の銀行にサイバー攻撃

アメリカ司法省は、北朝鮮のハッカー集団が世界各地の銀行にサイバー攻撃を仕掛け多額の現金を盗んだとして、ハッカー3人を起訴したと発表しました。バイデン政権は北朝鮮のサイバー攻撃を大きな脅威だと非難し、対応を検討していくとしています。

アメリカ司法省の発表によりますと、北朝鮮のハッカー集団は秘密工作を担当する「偵察総局」の指揮を受けて、2015年からフィリピンやベトナムそれに地中海のマルタなどの銀行にサイバー攻撃を仕掛けたほか、スロベニアやインドネシアなどにある、仮想通貨=暗号資産の会社などにもサイバー攻撃を行ったということです。

その結果、2016年にバングラデシュの銀行から8100万ドルを盗み出したのを始め、合わせて13億ドル以上を盗んだか盗み出そうとしたと指摘しています。

司法省は北朝鮮にいるとみられるハッカー3人を起訴し、手配写真を公表したほか、北朝鮮がサイバー攻撃で得た金の資金洗浄に関わった疑いでアメリカ人1人を起訴したことも明らかにしました。

アメリカ国務省のプライス報道官は17日の記者会見で「北朝鮮のサイバー攻撃は、アメリカを始め世界各国を脅かしている。金融機関にとっても大きな脅威だ」と述べたうえで、バイデン政権として対北朝鮮政策の見直しを進める中でサイバー攻撃についても対応を検討していくとしています。