全豪オープンテニス 外出制限解除で観客再び受け入れへ

オーストラリアで開かれているテニスの四大大会の1つ、全豪オープンは、現地での新型コロナウイルスの感染状況を受け、先週から無観客とする措置がとられていましたが、外出制限が解除されるのに伴い、18日からの大会終盤、人数を制限したうえで観客を再び入れることになりました。

今月8日にメルボルンで開幕したテニスの全豪オープンは、感染防止対策として、会場内をゾーンに分け行き来できないようにするなどしたうえで、例年の半数程度を上限に観客を入れていました。

しかし、現地の入国者の隔離用ホテルで、イギリスで広がる変異ウイルスの感染が確認され、州全体に外出制限が導入されたことから、今月13日からは無観客に切り替えていました。

大会を主催するオーストラリアテニス協会は17日、地元ビクトリア州が外出制限を5日目の17日深夜で予定どおり解除するとしたことを受け、18日から観客を再び入れると発表しました。

そして、会場での感染防止対策として観客数を昼の部、夜の部とも収容可能人数のおよそ半分に制限するほか、売店などではキャッシュレス決済に限定し、接触を避けるなどの措置をとるとしています。

全豪オープンは18日、2年ぶりの優勝を目指す大坂なおみ選手と、アメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手が対戦する女子シングルスの準決勝などが行われる予定です。