外国人旅行者 1月 8か月ぶり前月下回る 宣言に伴う入国制限で

先月、日本を訪れた外国人旅行者の数は、緊急事態宣言に伴い、特段の事情を除いて、外国人の入国が全面的に制限されたことから、8か月ぶりに前の月を下回りました。

日本政府観光局によりますと先月、日本を訪れた外国人旅行者は、去年の同じ月より98.3%少ない推計で4万6500人でした。

外国人旅行者は去年5月に1600人まで落ち込んで以降、わずかずつながら増加していました。

しかし、先月は前の月、去年12月より1万2000人余り減少し、8か月ぶりに前の月を下回りました。

これは緊急事態宣言に伴って、日本政府が11の国や地域を対象とした、ビジネス関係者の往来を停止する措置を行い、特段の事情を除いて外国人の日本への入国を全面的に制限したためです。

国や地域別にみますと
▽ベトナムが2万人
▽中国が1万200人
▽韓国が2500人
▽アメリカが1200人
▽フィリピンが1000人となっています。

世界的にワクチンの接種が始まっていますが、すぐに外国人旅行者の回復が見込める状況ではなく、観光業界などへの影響は続きそうです。