森会長の後任候補 橋本五輪相に就任要請へ 候補者検討委

辞任を表明した森会長の後任候補を選ぶ東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の「候補者検討委員会」は候補を橋本聖子オリンピック・パラリンピック担当大臣に一本化し就任を要請することになりました。「候補者検討委員会」は18日、3回目の会合を開き、新しい会長の選出に向けた議論を進めることにしています。

大会組織委員会の森会長は、女性蔑視と取れるみずからの発言の責任を取り、今月12日に辞任する考えを表明しました。

組織委員会は透明性を確保して後任の会長候補を選ぶためにアスリートを中心とした8人のメンバーによる「候補者検討委員会」を設置し後任の会長候補の選考を進めてきました。

その結果、17日、都内のホテルでおよそ2時間にわたって非公開で行われた会合の中で、候補者を橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣に一本化し、就任を要請することになりました。

橋本大臣に意向の確認をして就任要請が受け入れられれば、組織委員会は必要な手続きを経たうえで、今週中にも理事会を開いて正式に新しい会長を選出する方針で「候補者検討委員会」は18日、3回目の会合を開き、新しい会長の選出に向けた議論を進めることにしています。

橋本大臣「申し上げることはない」

橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、17日夜8時前、東京 永田町の合同庁舎で記者団に対し「組織委員会において『候補者検討委員会』を立ち上げ、プロセスにのっとって、いま、手続きが進められているということで、人事に関わることであり、私からは、それ以上、申し上げることはない」と述べました。

また、記者団が「次期会長候補になる何らかの要請や打診はあるのか」と質問したのに対し「それも含めて、いま、そういったプロセスにのっとって、しっかりと進められていく段階であるので、私からは申し上げることはできない」と述べました。

さらに「もし、打診があれば受けるのか」という質問に対し、橋本大臣は「それも含めて、人事に関わることなので差し控える」と述べました。
橋本聖子氏は北海道出身の56歳。スピードスケートや自転車競技の選手として、冬と夏合わせて7回、オリンピックに出場し、1992年のアルベールビル大会では、銅メダルを獲得しました。

1995年の参議院選挙で初当選し、これまでに外務副大臣や自民党の参議院議員会長などを歴任し、おととし9月から、オリンピック・パラリンピック担当大臣を務めています。

また、JOC=日本オリンピック委員会の副会長や2014年のソチオリンピック、2016年のリオデジャネイロオリンピックの日本選手団の団長も務めた経験があります。

橋本五輪相は

橋本オリンピック・パラリンピック担当大臣は、衆議院予算委員会の終了後、記者団が「連絡はあったのか、要請は受けるのか」と質問したのに対し「予算委員会だったので」と述べるにとどめました。

加藤官房長官「申し上げる立場にはない」

加藤官房長官は午後の記者会見で「組織委員会は政府から独立した法人であり、みずから判断され、プロセスを進められているものと承知しているが、詳細は、政府として承知していない」と述べました。

そのうえで「人事においても、組織委員会が、透明性を持って、手続きにのっとって判断されるというのが政府の立場で、具体的なことについて、申し上げる立場にはない」と述べました。

東京都 小池知事「あすの検討委で進めていくと聞いている」

東京都の小池知事は都庁で記者団に対し、「今、ステップを踏んでいて、あすの検討委員会で進めていくと聞いている。聖火リレーの準備もしているので、さまざまな準備をしっかりと前に進めていきたい」と述べました。