新型コロナ 企業による医療関係者への支援の動き広がる

新型コロナウイルスの感染拡大が長期化する中、医師や看護師などの医療関係者を支援しようと、企業の間では、掃除などの家事を割安で代行したり日用品を贈ったりするなど自社のサービスや商品を提供する動きが広がっています。

このうち、家事代行会社の「ベアーズ」は、今月から、医師や看護師などを対象に掃除や買い物、料理などの家事の代行を通常の半額で行っています。

忙しくて家事の時間がとれないといった人から、料理の作り置きや浴室の掃除などの依頼が寄せられているということで、会社では、緊急事態宣言の期間がすぎても医療関係者向けのサービスを引き続き行いたいとしています。

ベアーズマーケティング部の服部祥子部長は「医療関係者からは家が整っているとリラックスできるという声もあり快適な暮らしを提供することで支援したい」と話しています。

このほか、日用品大手の花王は、新型コロナウイルスの対応を行う医療機関に対して、入浴剤や目元が温まるアイマスクなどを一般の人からの感謝のメッセージを添えて贈っています。
また、化粧品大手のコーセーも申し込みのあった病院に、ファンデーションや口紅などのセットを贈っていて、企業の間で医療関係者への支援の動きが広がっています。