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1月の貿易統計 輸出額 2か月連続増加 貿易収支 7か月ぶり赤字

先月の日本の輸出額は、中国向けの輸出が大きく伸びたことから、前の年の同じ月を6.4%上回り、2か月連続の増加となりました。
財務省が17日に発表した貿易統計によりますと、先月の日本の輸出額は5兆7798億円で、前の年の同じ月を6.4%上回り、2か月連続の増加となりました。

アジア向けの輸出が伸びたことが要因で、特に中国向けは半導体製造装置やプラスチックなどが増えて、前の年の同じ月を37.5%上回りました。

これは41.3%の増加となった2010年4月以来の高い伸び率です。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、アメリカ向けの輸出は航空機部品や自動車部品などが減って、前の年の同じ月を4.8%下回りました。

3か月連続の減少で、減少幅は去年12月の0.7%より拡大しました。

EU=ヨーロッパ連合向けも自動車などが落ち込み、1.6%の減少となりました。

一方、先月の日本の輸入額は、原油価格が下落したことから前の年の同じ月を9.5%下回って6兆1037億円となりました。

この結果、輸出から輸入を差し引いた先月の貿易収支は3239億円の赤字と、7か月ぶりの貿易赤字となりました。

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