日英首脳 電話会談 新型コロナ対策などで協力深めることを確認

菅総理大臣はイギリスのジョンソン首相と電話で会談し、新型コロナウイルス対策などで協力を深めていくことを確認しました。またジョンソン首相は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を全面的に支持する意向を示しました。

菅総理大臣とジョンソン首相の電話会談は、日本時間の16日夕方、およそ30分間行われました。

この中で、菅総理大臣は「自由で開かれたインド太平洋の実現などに向け、さらに緊密に連携したい」と述べたのに対し、ジョンソン首相も同様の認識を示しました。

そして、両首脳は新型コロナウイルス対策や、安全保障分野で協力を深めていくことを確認しました。

また、イギリスが議長国を務める今月19日の、G7=主要7か国首脳によるオンライン会議などをめぐっても意見を交わし、感染収束後の国際秩序の形成をG7が主導していくことで一致しました。

さらに、菅総理大臣が東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて支持を呼びかけたのに対し、ジョンソン首相も全面的に支持する意向を示しました。

このほか、両首脳は、ミャンマー情勢や中国の海洋進出などへの懸念を共有し、緊密に連携していくことも確認しました。