新型コロナ 10都府県 6指標の状況(2月15日時点)

政府の分科会は感染状況を示す4つのステージのうち、どのステージにあるか判断するための指標として、
▽「病床のひっ迫具合」、
▽「療養者数」、
▽「PCR検査の陽性率」、
▽「新規感染者数」、
▽「直近1週間と前の週の感染者数の比較」、
▽「感染経路が不明な人の割合」の6つを挙げています。


内閣官房によりますと、2月15日時点で、緊急事態宣言が出ている10の都府県では、「病床使用率」や「人口10万人当たりの療養者数」で最も深刻な「ステージ4」の目安の値を超えているところがあります。

なお、「病床のひっ迫具合」については、自治体の中にはすぐに受け入れることができる「即応病床数」を元に、国とは異なる値を公表しているところもあります。

1 病床のひっ迫

まず病床のひっ迫具合です。

病床使用率はステージ3が20%、ステージ4は50%が目安です。

病床全体の使用率は
▽東京都で48%、
▽埼玉県で64%、
▽千葉県で63%、
▽神奈川県で40%、
▽愛知県で41%、
▽岐阜県で29%、
▽大阪府で46%、
▽兵庫県で52%、
▽京都府で37%、
▽福岡県で63%です。

このうち重症者用の病床は
▽東京都で100%、
▽埼玉県で21%、
▽千葉県で16%、
▽神奈川県で21%、
▽愛知県で29%、
▽岐阜県で17%、
▽大阪府で50%、
▽兵庫県で57%、
▽京都府で22%、
▽福岡県で30%となっています。

2 療養者数

続いて療養者数は人口10万人当たり、ステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で40人、
▽埼玉県で32人、
▽千葉県で42人、
▽神奈川県で16人、
▽愛知県で16人、
▽岐阜県で13人、
▽大阪府で21人、
▽兵庫県で15人、
▽京都府で22人、
▽福岡県で27人です。

3 検査陽性率

最近1週間のPCR検査などの陽性率です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに10%です。

▽東京都で4.7%、
▽埼玉県で4.0%、
▽千葉県で5.7%、
▽神奈川県で6.4%、
▽愛知県で3.5%、
▽岐阜県で2.8%、
▽大阪府で2.3%、
▽兵庫県で3.4%、
▽京都府で2.5%、
▽福岡県で3.3%となっています。

4 新規感染者数

人口10万人当たりの新規感染者はステージ3が15人、ステージ4は25人が目安です。

▽東京都で19人、
▽埼玉県で14人、
▽千葉県で13人、
▽神奈川県で10人、
▽愛知県で7人、
▽岐阜県で7人、
▽大阪府で9人、
▽兵庫県で7人、
▽京都府で6人、
▽福岡県で11人となっています。

5 直近1週間と前の週の新規感染者数の比較

直近の1週間と、その前の週の感染者数の比較は、目安の値はステージ3、ステージ4ともに1倍です。

▽東京都で0.68、
▽埼玉県で0.69、
▽千葉県で0.59、
▽神奈川県で0.66、
▽愛知県で0.80、
▽岐阜県で0.59、
▽大阪府で0.63、
▽兵庫県で0.60、
▽京都府で0.58、
▽福岡県で0.84となっています。

6 感染経路不明者の割合

最後に感染経路が不明な人の割合です。

目安の値はステージ3、ステージ4ともに50%です。

▽東京都で50%、
▽埼玉県で34%、
▽千葉県で52%、
▽神奈川県で37%、
▽愛知県で49%、
▽岐阜県で8%、
▽大阪府で48%、
▽兵庫県で61%、
▽京都府で39%、
▽福岡県で36%でした。