地震で傷ついた缶ビールなど “英雄” と名付け販売 福島 伊達

今月13日の地震で、震度6弱の揺れを観測した福島県伊達市のスーパーでは、棚から落ちて傷ついた缶入りのビールなどを「地震に立ち向かっていった英雄たち」と名付け、特設コーナーで販売しています。

伊達市にあるスーパー「ファンズ霊山店」では、酒に思い入れがある店員が味を確かめた、こだわりの酒を販売しているということです。

今回の地震で天井の一部が落下して棚から商品が落ち、およそ40本の缶ビールなどがへこむ被害を受けました。

店では、こうした商品を「勇敢に地震に立ち向かっていった英雄たち」と名付け、特設コーナーでふだん通りの価格で販売しています。
売り場には「傷ついた不良品として安売りしたくはありません。おいしいお酒として、その生涯を全うさせてあげてください」というメッセージが添えられ、16日昼すぎの時点で、半分以上が購入されたということです。

買い物に来た80代の女性は「中身は同じですし、飲んでしまえば缶は捨てますから、こういう取り組みはいいと思います」と話していました。

店員の佐藤洋平さんは「お酒は商品というより自分の子どものような感覚です。お客さんがへこんだ缶をかごに入れて持ってきてくれるのを見るとうれしくて、おいしく飲んでやってくださいという気持ちで送り出しました」と話していました。