政府 ナゴルノカラバフの避難民らに5億円余の緊急無償資金協力

政府は、旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフをめぐる戦闘による避難民らに対し、医療分野や避難所の修復などの人道支援のため、5億円余りの緊急無償資金協力を行うことを決めました。

旧ソビエトのアゼルバイジャンとアルメニアの係争地、ナゴルノカラバフをめぐる戦闘は去年11月、ロシアの仲介で停戦し、犠牲者は1か月半で5600人以上にのぼったほか、外務省によりますと、両国のおよそ9万人が厳しい避難生活を強いられています。

これを受けて、政府は避難民らを支援するため、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所などの国際機関を通じて、合わせて480万ドル、日本円にして5億円余りの緊急無償資金協力を行うことを決めました。

具体的には、医療機材や医薬品の供与、避難所や学校の修復などに充てるため、アゼルバイジャンに120万ドル、アルメニアに360万ドルを支援するとしています。

茂木外務大臣は、閣議のあとの記者会見で、「日本は、アメリカやフランス、ロシアなど関係国による努力を一貫して支持してきたが、今回の支援が軍事衝突後の両国における人道状況の改善に役立ち、話し合いの機運が高まることを期待したい」と述べました。