両国国技館でワクチン接種検討 相撲協会と墨田区

日本相撲協会と東京・墨田区は、新型コロナウイルスのワクチン接種をPRしようと、両国の国技館を会場として親方や力士と区民の人たちが一緒に接種する方向で検討を始めました。

東京・墨田区によりますと今月、日本相撲協会から「両国の国技館をワクチン接種の会場として使用してはどうか」と提案があり、協議を始めたということです。

相撲協会と区が検討している計画では、大相撲の本場所など国技館で催しが行われる日を避けたうえで日にちを限定して接種を行い、4月下旬には65歳以上の親方と区民、5月下旬には基礎疾患のある力士や親方、それに区民が対象となるということです。

具体的な日程や接種の方法などは、今後決めるということです。

墨田区の広報担当者は「ワクチン接種を多くの区民に受けてもらうためのイベントの一環として行いたい」と説明しています。

また日本相撲協会の芝田山広報部長は「17日から国内でも接種が始まるし、具体的な話をしていきたい。皆さんの関心が高いことだしいいことだと思う」と話していました。