JR西日本 一時帰休 3月末まで延長と1日当たり人数30%増を発表

新型コロナの影響で今後も鉄道の利用者の回復が見込めないとして、JR西日本は、実施している社員の「一時帰休」を3月末まで1か月間延長したうえで、1日当たりの人数を30%増やし、およそ1300人にすると発表しました。

JR西日本は、2月1日から駅員や乗務員、それに本社や支社で勤務する社員などおよそ2万7500人を対象に、1日当たりおよそ1000人を休ませる「一時帰休」を実施しています。

期間は2月末までとしていましたが、東京や大阪など10都府県で緊急事態宣言が延長されるなど、新型コロナの影響が続き、山陽新幹線や特急列車の利用者の回復が見込めず、社員の業務量も増えないとして、期間を来月末まで1か月間延長することを決めました。

また、1日当たりの人数を30%増やして、およそ1300人とすることになりました。

JR西日本は、休業させた社員の基本給については雇用調整助成金を活用して全額支払うとしています。

JRグループでは、15日にJR東海も社員の一時帰休を来月末まで延長すると発表しています。