イスラム教徒の土葬 キリスト教の修道院一時的に受け入れ 大分

イスラム教徒のための土葬の墓地が日本で不足する中、大分県日出町にあるキリスト教の修道院が、福岡市で亡くなったイスラム教徒の男性を敷地内の墓地で受け入れる異例の対応を行いました。

イスラム教では、亡くなった時の火葬が認められておらず、土葬をしなければなりませんが、関係者によりますと、国内には受け入れている墓地が少なく、埋葬先に困るケースが全国的に相次いでいるということです。

こうした中、大分県日出町にあるキリスト教の修道院が、今月12日に亡くなった福岡市に住むイスラム教徒の日本人男性について、遺体を土葬できる場所が見つからないと相談を受け、敷地内の土葬ができる墓地で正式な埋葬先が見つかるまで、一時的に受け入れることを決めたということです。

墓地は、修道士を埋葬するために31年前に設けたもので、修道院によりますと、外部から受け入れるのは今回が初めてだということです。

イスラム教徒のための土葬の墓地が日本で不足する中、日出町では、隣の別府市のイスラム教徒でつくる団体が、九州で初めてとなる土葬の墓地の開設を計画し、許認可権のある町との間で協議を続けています。

イスラム教徒でつくる団体のカーン・ムハンマド・タヒル・アッバース代表は「埋葬先が見つからなかったらどうしようと、とても不安だったので受け入れてくれて、とても感謝しています。九州にはお墓がなく、今すぐ必要なので計画を早く認めてほしい」と話していました。