河野規制改革相 ワクチンの円滑接種へ自治体と緊密に情報共有

新型コロナウイルスのワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣は、17日から始まるワクチン接種の円滑な実施に向け、地方自治体と緊密に情報共有を進めていく考えを示しました。

新型コロナウイルスのワクチン接種は17日に、1万人から2万人程度の医療従事者に対し先行して始まる予定で、これに先立って全国知事会は15日に特別対策チームの初会合を開きました。

これに関連して、河野規制改革担当大臣は閣議のあとの記者会見で「地方側からワクチンの供給時期に関する情報提供を速やかにお願いしたいという要望があった。供給状況が固まり次第、出したいと思っているが現時点では、なかなか厳しいのが現実だ」と述べました。

そのうえで「33の道府県から、34人の職員を厚生労働省と内閣官房に派遣していただくことになった。こうした取り組みを最大限活用して、国と地方の情報共有をしっかりやっていきたい」と述べ、ワクチン接種の円滑な実施に向け、地方自治体と緊密に情報共有を進めていく考えを示しました。

河野大臣は16日夕方、ワクチン接種に関する記者会見を開くことにしていて、現段階で把握している情報について説明する意向を示しました。