【台風並みの風】低気圧の中心 24時間で50ヘクトパスカル低下

今回の低気圧は、16日午前6時の中心気圧が946ヘクトパスカルと解析されました。また、札幌管区気象台によりますと低気圧の中心に近い、北海道根室市の気圧は午前4時32分に947.8ヘクトパスカルと観測史上最も低い気圧を観測しました。

低気圧の中心気圧は、15日の午前6時には996ヘクトパスカルだったため、この24時間に50ヘクトパスカルと急激に気圧が低下=勢力を強めました。

気象庁は、24時間以内に中心の気圧が20ヘクトパスカル以上低下する低気圧を「急速に発達する低気圧」としていますが、この定義を大幅に上回り、猛烈に発達したことになります。

これほど強まった低気圧は、風の強さとしては台風並みになります。

しかし、低気圧は中心付近に勢力が集中する台風と異なり、風の強い範囲も広くなりやすいため広い範囲で警戒が必要です。

すでに各地で暴風による被害も出ています。

暴風が予想される地域で屋外に出るのは非常に危険で、停電に備えた燃料式の暖房器具など、落ち着いて屋内で過ごせる準備をしておくと安心です。

室蘭 強風で屋根がはがれる 通報数十件

北海道の室蘭市消防本部によりますと室蘭市内では、強風で屋根がはがれるなどの被害が相次いでいるということです。

午前9時の時点で住民からの通報は数十件に上っているということで、室蘭市消防本部はすべての車両を出動させて対応にあたっています。

函館 住宅など被害の通報相次ぐ

函館市や消防によりますと、強風の影響で市内で住宅の屋根の一部がはがれたり、看板が倒れたりしたという被害の通報が相次ぎ、20件以上にのぼっているということです。

消防が出動して対応にあたっていて、これまでのところ強風によるけが人は確認されていないということです。
また、函館市にある青柳小学校では、強風のため3階建ての校舎のトタン屋根が3メートルほど剥がれ落ちました。

学校は16日は休校で、けが人はいないということです。

現場ではほかの屋根がはがれないよう消防が応急処置にあたっているほか、地元の人たちが落ちた屋根を片づけていました。

住民の男性は、「屋根が落ちたと聞いてきました。夜も風が続くということで心配です」と話していました。