17日に医療従事者へワクチン接種開始 政府 円滑な実施目指す

新型コロナウイルスのワクチン接種は17日、医療従事者に対し先行して始まります。

政府は、効果や副反応などの情報をわかりやすく周知するなどして感染拡大を抑え、経済活動との両立を図るためにも、円滑な実施を目指すことにしています。

新型コロナウイルスのワクチン接種は17日、1万人から2万人程度の医療従事者に対し先行して始まり、政府は順次高齢者などへ接種を進めていく方針です。

菅総理大臣は15日、自民党の役員会で「現在の国家最大の課題であるワクチン接種を迅速かつ円滑に進めていくために関係者の力を結集し、取り組んでいく」と述べ、ワクチン接種に全力をあげる考えを強調しました。

政府は、ワクチンの効果や副反応を含め科学的な知見に基づく情報をわかりやすく周知するとともに、接種にかかる費用は国が全額負担するなどして感染拡大を抑え、経済活動と両立させるためにも、円滑な実施を目指すことにしています。

一方、10の都府県に出されている緊急事態宣言の延長から1週間余りとなりましたが、政府は新規感染者数の減少ペースが鈍化しているとして、不要不急の外出自粛やテレワークによる出勤者の7割削減などの対策の徹底を引き続き呼びかけることにしています。