ファイザーワクチン接種回数変更に 大阪の自治体 対応迫られる

アメリカの製薬大手・ファイザーが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、1つの容器で想定していた6回の接種が用意した注射器では5回しか接種できないことが明らかになったことを受けて、大阪府内の自治体では対応を迫られています。

大阪 羽曳野市では、1つの容器から接種できる回数に合わせて、6人が接種できるブースを3グループ配置する計画でしたが、ブースの数を減らすなどレイアウトの変更を検討しているということです。

また、1つの容器から接種できる回数が少なくなることで、1日当たりの接種人数を2000人としている計画にも影響が出るおそれがあるということです。
羽曳野市新型コロナウイルスワクチン接種推進室の寺元麻子室長は「国からの情報がなかなかおりてこないのがいちばん大変なところで、手探りで進めていかないといけない。情報が入ってくるのが遅ければ遅いほどこちらの対応も複雑になるし、事務的な調整が増え、経費もかさんでくることを懸念している」と話しています。