さいたま市役所職員 生活保護費1200万円余りを1世帯に不正支出

さいたま市役所の40代の男性職員が、市内の1つの世帯に対して生活保護費を不正に支出していたことが明らかになりました。総額は1200万円余りにのぼるということで、市は職員と受給していた世帯との関係などを詳しく調べています。

不正支出を行っていたのは、さいたま市の区役所の福祉課に勤務している40代の男性職員です。

さいたま市によりますと、この職員は、去年4月から先月にかけて、市内の1世帯に対して生活保護費を不正に支給し、総額はおよそ1270万円にのぼるということです。

この職員は生活保護の支給に関する書類を審査する立場でしたが、IDやパスワードを別の担当者から聞き出したうえで、みずから支給に必要な書類を作成していたということです。

経理担当の職員が多額の支出に気付いて問題が発覚し、さいたま市は、引き続き職員と生活保護費を受給していた世帯との関係や、いきさつを詳しく調べるとともに、受給した世帯に対して返還を求めることにしています。

今回の不正支出について清水勇人市長は「あってはならないことで関わった職員に対しては厳正に対処します。早急に原因を究明するとともに検討会を設置して再発防止の徹底を図ります」とコメントしています。