大手デパート3社 2月前半売り上げ 去年同時期より10%前後減

大手デパート3社の今月前半の売り上げは、10の都府県で緊急事態宣言が延長されたことなどから、去年の同じ時期より10%前後減りました。去年のこの時期はすでに新型コロナウイルスの影響が出始めていましたが、さらに減りました。

デパート各社が発表した今月1日から14日までの売り上げは、大丸松坂屋百貨店が去年の同じ時期より14%減少しました。

高島屋が10.4%、三越伊勢丹ホールディングスが9.2%減りました。

去年のこの時期は、新型コロナウイルスの影響で、すでに外国人観光客が減り、外出を控える動きが広がっていましたが、今月前半の売り上げはさらに減りました。

10の都府県で緊急事態宣言が延長されたことが影響しています。

その一方で、高級時計や海外ブランドのバッグなど高額品の売り上げは去年の同じ時期より増えているということです。

各社は、インターネットでの販売などを強化して売り上げを回復させたいとしています。