西日本鉄道 LINEと連携 並ばずに定期券購入などサービス展開へ

福岡を拠点に鉄道やバスを運行する西日本鉄道は、通信アプリのLINEと連携し、窓口に並ばずに定期券を購入できるアプリのサービスなどを展開していくことになりました。

西日本鉄道は、15日、LINEの子会社と協定を結び、アプリを使ったさまざまなサービスを提供していくことになりました。

第一弾として始めるのが、窓口に並ばずに定期券を購入できるサービスです。

福岡市の天神駅の定期券の発売所は新年度を控えた3月は、行列ができるほど混雑しますが、アプリで購入を申し込み、順番になると窓口に来るよう通知が届く仕組みを導入します。

利用者には周辺の喫茶店などで値引きが受けられるクーポンも発行されます。

行列に並ぶことなく順番待ちができ、新型コロナウイルスの感染防止にもつなげたい考えです。

西日本鉄道は、運営しているホテルや商業施設、水族館などでもアプリを使ったサービスを検討していくことにしています。

記者会見した西日本鉄道の倉富純男社長は「ウィズコロナで、この数年でいかに事業のデジタル化を図るかが重要だ。グループ全体の事業を変革して生産性を上げ、効率化していきたい」と述べました。