東京都 新型コロナ 6人死亡 266人感染確認 9日連続500人下回る

東京都は15日、都内で新たに266人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

500人を下回るのは9日連続です。

また都の基準で集計した15日時点の重症の患者は97人で、100人を下回るのは先月2日以来です。

東京都は15日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて266人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が500人を下回るのは9日連続です。

また、300人を下回るのは、1週間前の月曜日の今月8日以来です。

年代別では、
▽10歳未満が15人
▽10代が27人
▽20代が51人
▽30代が35人
▽40代が38人
▽50代が37人
▽60代が20人
▽70代が15人
▽80代が21人
▽90代が6人
▽100歳以上が1人です。

15日の266人のうち、およそ50%の134人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、50%近くの132人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽「家庭内」が最も多く81人、
次いで、
▽「施設内」が27人、
▽「職場内」が12人、
▽「会食」が4人などとなっています。


このうち「施設内」では、
▽7つの医療機関で患者と職員あわせて11人、
▽5つの高齢者施設で利用者と職員あわせて11人の感染が確認されました。

これで、これまでに都内で感染が確認されたのは、保健所からの報告漏れで都が15日に追加で発表した838人を合わせて10万7609人になりました。

また15日時点で入院している人は14日より68人減って2341人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は47点8%です。
(2341人÷4900床)。

このうち、都の基準で集計した15日時点の重症の患者は14日より6人減って97人となり、重症患者用の病床の30点8%を使用しています。
(97人÷315床)。

重症の患者が100人を下回るのは先月2日以来です。

これまでに感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は14日より45人減って1028人でした。

都が確保したホテルなどで療養している人は14日より47人減って444人で、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は14日より548人増えて1779人でした。

また都は、感染が確認された80代から100歳以上の男女合わせて6人が死亡したことを明らかにしました。

このうち4人は「施設内」で感染し、同じ医療機関が3人、特別養護老人ホームが1人でした。

これで都内で死亡した人は合わせて1137人になりました。

小池都知事「重症者が減ることは医療の負担が減ること」

都の基準で集計した15日時点の重症の患者が97人となり、先月(1月)2日以来、100人を下回ったことについて、小池知事は都庁で記者団に対し、「少しずつ重症者が減ることは医療従事者の負担が減るということだ。こういう流れが確実になるように、感染者数を前の週と比べて7割以下にし、出勤者数を7割減らすことを皆さんとともに続けていきたい」と述べました。