新型コロナ ワクチン接種へ 知事会の特別対策チームが初会合

新型コロナウイルスのワクチン接種に向けて、全国知事会は、特別対策チームの初会合を開き、地域の実情に応じた接種体制をつくるため、自治体の成功事例や課題を関係者の間で共有し、スムーズな接種を目指す方針を確認しました。

新型コロナウイルスのワクチンは、17日にも医療従事者に対し先行して接種が始まる見通しです。

これを受けて、全国知事会は特別対策チームを設置し、15日午前、政府や市町村の関係者も参加してオンライン形式で初会合を開きました。

冒頭、チームのリーダーを務める鳥取県の平井知事は「各自治体で人口などの実情に応じた接種方式をつくる必要がある。ベストプラクティスを全国で共有するなどの協力を進めたい」と述べました。

そして、出席者からは「国からワクチン供給の時期や量などの具体的な情報が不足していて、接種スケジュールが立てられない」といった意見が出されました。

これを受けて、対策チームでは、都道府県にアンケート調査を行うなどして、各自治体の成功事例や課題を関係者の間で共有していく方針を確認しました。