仕事ができる1人用ブース 郊外の駅や商業施設への設置広がる

新型コロナウイルスの感染拡大で、オフィスに出勤しないで働くリモートワークが広がる中、パソコンなどで仕事ができる1人用のブースを都市部だけでなく郊外の駅や商業施設などに設置する動きが広がっています。

騒音を遮った空間でパソコンや電話を使って仕事ができる1人用ブースは、リモートワークの広がりとともに注目を集めています。

このうち、東京の都市部の駅やオフィスビルなど60か所に1人用のブースを設置している富士ゼロックスは、感染拡大でブースの需要がさらに高まっているとして、今月から神奈川県など郊外の商業施設にも設置場所を広げています。

富士ゼロックスの丹野泰太郎さんは「自宅では家族がいて集中できず仕事がはかどらないという人も多く、住宅街の近くでもサービスの展開を進めたい」と話しています。
また、1人用ブースを専業で展開する「テレキューブサービス」は、都内のコンビニへの設置を今後、拡大することにしているほか、JR東日本は東京の立川駅や福島県のいわき駅など郊外の駅で1人用ブースの設置を進めていて、各社の競争が活発になっています。