コロナ感染 自宅などで体調悪化し死亡 254人に 先月は急増

新型コロナウイルスに感染し、自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は254人に上ることが分かりました。特に先月は、132人と前の月の2倍以上に急増しています。

全国の警察は、医療機関以外で亡くなった人などについて、詳しい死因を調べるため検視や解剖を行っています。

警察庁によりますと、新型コロナウイルスに感染し自宅などで体調が急に悪化して亡くなった人は、去年3月から先月末までに少なくとも254人に上ることが分かりました。

特に先月は、132人と前の月の2.4倍に急増しています。

先月は東京が46人と最も多く、次いで神奈川が19人、千葉が15人、大阪が10人などとなっています。

また60代以上が114人と86%を占めています。

体調が悪くても医療機関を受診するまでに時間がかかるなどして、亡くなってから感染が判明するケースも多いということです。

今月に入ってから自宅などで亡くなる人は減少傾向にありますが、専門家は「体調に異変があれば早めに医療機関や自治体の窓口などに相談するとともに、周囲の高齢者などにも気を配ってほしい」と呼びかけています。