沖縄 宮古島で医療支援 陸自の看護官 活動終了 新型コロナ

沖縄県宮古島市で新型コロナウイルスの感染拡大を受けて医療支援にあたっていた陸上自衛隊は、感染が減少傾向となり落ち着いてきたことから、13日で活動を終えました。

沖縄県宮古島市では先月、新型コロナウイルスの感染が急速に拡大し医療提供体制のひっ迫が深刻になったことから、陸上自衛隊が県の災害派遣要請を受けて看護官5人を派遣しました。

そして、先月31日から、感染者の集団=クラスターが発生した高齢者施設で感染者への薬の提供や入浴や食事の介助などの医療支援活動を行ってきました。

その後、宮古島市の新規の感染者が減少傾向となり落ち着いてきたことなどから、自衛隊は2週間にわたる活動を13日で終え、午後5時半ごろ施設をあとにしました。

施設の職員は「施設内で感染が拡大し、難しい状況でしたが、自衛隊が支援に駆けつけてくれて感謝しています。徐々に以前の施設の姿に戻ることができたと思います」と話していました。

宮古島市では、陸上自衛隊のほか沖縄県内各地の病院など18の機関から医療従事者45人が派遣され、県立宮古病院などで支援にあたっていましたが、おおむね活動を終えたということです。