韓国 新型コロナ感染者 ピーク時の3分の1以下に 規制を緩和へ

韓国では、新型コロナウイルスの1日当たりの感染者数が平均でピーク時の3分の1以下に減っていて、政府は、店の営業時間や集会の規模などを制限している規制措置を緩和することを決めました。

これは13日、韓国政府が発表しました。

それによりますと、人どうしの距離を保つために導入している5段階の規制措置のレベルを、旧正月の連休が明ける15日から、全国的に1段階引き下げます。

これまで規制のレベルが上から2番目だったソウルやその近郊では、およそ2か月ぶりに上から3番目となり、大型スーパーや映画館などで営業時間の制限が解除され、飲食店やカフェは店内での飲食が1時間遅い、午後10時までできるようになるほか、集会や行事の参加者は、これまでの2倍に当たる100人未満まで認められます。

一方、会食をはじめとする5人以上の私的な会合は、引き続き全国で原則として禁止されます。

韓国では去年12月、1日当たりの感染者が1200人を超え、これまでで最も多くなりましたが、その後減少傾向に転じ、この2週間は平均で400人を下回っています。

韓国政府は、今回の規制措置の緩和には、経営が悪化している自営業者や中小企業を救済するねらいもあるとしています。