ワクチン接種 東京 中央区「集団接種」は4か所を会場に

新型コロナウイルスのワクチン接種について、東京・中央区は、かかりつけの病院での「個別接種」と「集団接種」を併用する方針で、このうち「集団接種」については区内にある聖路加国際病院など4か所を会場にすることを決めました。

中央区は、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する区民への接種のスケジュールや体制をまとめました。

それによりますと、接種の方法は住民がみずから診療所に出向く「個別接種」を基本とするとしています。

一方で、かかりつけ医がいない住民もいることから、区内の基幹的な医療機関である聖路加国際病院などと連携し、4か所の「集団接種」の会場を確保しました。

中央区では、ワクチン接種について、医療従事者のあと、4月以降に高齢者から接種を行いたいとしていますが、接種券の配布は、高齢者の中でもより重症化リスクが高い、75歳以上の配布を先行する方針で、高齢者以外の接種は5月以降になる見通しだということです。

今月下旬には接種に関する相談や、予約の受付などに対応するためのコールセンターも設置することにしています。

中央区の森田徳子ワクチン接種等担当課長は「提供されるワクチンの種別や数量、取り扱い方法などが国から具体的に示されれば、必要に応じて体制を見直していきたい」としています。