ジャズピアニスト チック・コリアさん死去

ジャズピアニストや作曲家としてロックの要素を取り入れるなど、新たな分野を切り開いたチック・コリアさんが今月9日、がんのため亡くなりました。79歳でした。

チック・コリアさんは1941年にアメリカ・マサチューセッツ州で生まれ、1960年代にはスタン・ゲッツやハービー・マンなどの有名ジャズミュージシャンとの共演で知られるようになりました。

その後、ジャズトランペット奏者、マイルス・デイビスのバンドに加入して、フュージョンと呼ばれる音楽ジャンルの先駆けといわれる「イン・ア・サイレント・ウェイ」といった複数のアルバムの録音に参加しました。

この頃からジャズに電子楽器を積極的に取り入れ始め、1971年に結成したバンド「リターン・トゥ・フォーエヴァー」は「ジャズ・ロック」と呼ばれる音楽の中心的な存在として、ジャズやロックのアーティストに大きな影響を与えました。

その後も、作曲家やバンドリーダーとしてジャズの枠にとらわれない作品を次々と発表し、アメリカ音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞をこれまでに23回、受賞しています。

コリアさんは去年3月まで演奏活動を行っていましたが、最近になってがんが見つかり、今月9日、亡くなったということです。

コリアさんのウェブサイトにはコリアさんが生前に残した「音楽の炎を燃やし続ける旅路を支えてくれたすべての人に感謝します」というメッセージが掲載されています。