韓国 コロナ対応で異例の旧正月 家族や親族の会合も規制

韓国で旧正月に合わせた連休が11日から始まりましたが、韓国政府は新型コロナウイルス対策として、住所が異なる場合は家族や親戚どうしでも5人以上が集まるのを禁止するなど、異例の連休となっています。

韓国では12日の旧正月に合わせて、11日から4日間の連休が始まりました。
韓国政府は、新型コロナウイルス対策として帰省の自粛を呼びかけていて、家族や親戚どうしでも住所が違う場合には、会食をはじめとした5人以上の私的な会合を禁止しました。また、例年は帰省客のために無料にする高速道路の通行料を有料にしたほか、サービスエリアでの飲食も禁止しました。

公共放送のKBSは、AR=「拡張現実」の技術が取り入れられた専用の端末を使い、親戚と交流する人たちを紹介するなど、異例の旧正月の様子を伝えています。

韓国では10日、504人の感染が確認されました。1日の感染者が500人を超えたのは1月26日以来で、政府は、連休中の感染拡大に警戒を強めています。