東京 新型コロナ 21人死亡 434人感染確認 5日連続500人下回る

東京都は11日、都内で新たに434人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が500人を下回るのは5日連続です。感染確認の7日間平均はおよそ465人となり、500人を下回ったのは去年12月12日以来です。

東京都は11日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて434人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

1日の感染の確認が500人を下回るのは5日連続です。

感染確認の11日までの7日間平均は465.4人となり、500人を下回ったのはおよそ2か月前の去年12月12日以来です。

これについて、都の担当者は「500人を下回ったと言っても非常に高い数字で、人出を見ていると緊急事態宣言の期間中にもかかわらず、多くなっているように感じる。公園で友人と食事をして感染したケースもあるので、屋外だから安心ということではない。収束した状況ではないので、不要不急の外出を自粛して感染を減らしてほしい」と話しています。

10日の434人の年代別は、10歳未満が16人、10代が34人、20代が79人、30代が78人、40代が64人、50代が57人、60代が28人、70代が37人、80代が27人、90代が14人です。

11日の434人のうち、およそ51%の222人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ49%の211人はこれまでのところ感染経路が分かっていないということです。このほか、オランダへの渡航歴のある人が1人いるということです。

濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く110人、次いで「施設内」が75人、「職場内」が15人、「会食」が4人などとなっています。

このうち「施設内」では、18の医療機関で患者と職員合わせて28人、18の高齢者施設で利用者と職員合わせて33人の感染が確認されました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて10万5458人になりました。

また、11日時点で入院している人は10日より5人増えて2558人でした。

「現在確保している病床に占める割合」は52.2%です。このうち、都の基準で集計した11日時点の重症の患者は10日と同じ103人で、重症患者用の病床の32.7%を使用しています。

これまでに感染が確認された人のうち、自宅で療養している人は10日より55人減って1210人でした。

都が確保したホテルなどで療養している人は10日より12人減って515人で、医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は10日より44人増えて1517人でした。

また、都は感染が確認された60代から80代の男女合わせて21人が死亡したことを明らかにしました。

21人のうち感染経路が分かっている人では、病院内が9人、高齢者施設内が5人、家庭内が1人でした。

これで都内で死亡した人は合わせて1099人になりました。