米バイデン大統領 ミャンマー軍幹部などに制裁を発表

アメリカのバイデン大統領は、ミャンマーでの軍によるクーデターを強く非難したうえで、主導した軍の幹部や軍と関係が深い企業などに制裁を科すことを明らかにしました。

ミャンマーでは軍がクーデターを実行し、アウン・サン・スー・チー国家顧問など政府の要人が相次いで拘束され、市民による大規模な抗議デモが続いています。

これについてアメリカのバイデン大統領は10日、ホワイトハウスで演説し「軍は、掌握した権力を直ちに手放し、アウン・サン・スー・チー国家顧問など、拘束した政治指導者を釈放すべきだ」と述べ、対応を強く求めました。

そのうえで、クーデターを主導した軍の幹部やその家族、それに軍と関係が深い企業に制裁を科すことを大統領令で指示したと明らかにしました。具体的な制裁の対象は今週中に決めるとしています。

さらに、軍の幹部がアメリカ国内にあるミャンマー政府の10億ドルの資金にアクセスできないようにするとしたほか、貿易を巡る経済制裁を科す考えも示しました。

また、バイデン大統領は現地で続くデモへの当局の取り締まりについて「民主的な権利を行使する抗議デモへの暴力は受け入れられない」と批判し、同盟国や友好国、特にインド太平洋地域の国々と緊密に連携して、クーデターへの国際社会としての対応を打ちだしていくとしています。