太宰治 “理系科目も優秀だった” 旧制中学校時代の成績表公開

青森県出身の文豪・太宰治が旧制中学校に在籍していた時の成績表が公開され、国語などの文系だけでなく、数学や化学など理系の科目でも優秀な成績を修めていたことがわかりました。

太宰治は、今の青森県五所川原市出身で、大正12年から4年間、青森市にあった旧制・青森中学校、今の青森高校に在籍していました。

4年前、県立青森高校で太宰の成績表が見つかり、遺族などの許可がおりたことから10日報道陣に公開されました。
太宰の3年修了時の成績は学年181人中3位で、国語や文法などの文系だけでなく、数学や化学など理系の科目でも成績が良く、遅刻や欠席もないことがわかります。

成績表を見た高校1年の女子生徒は「太宰というと、自殺や心中などのイメージが強いが、それだけではないことを実感できた。太宰を見習って勉強を頑張りたい」と話していました。

青森高校では、太宰が作家として歩み始めた時期の貴重な資料だとして、遺族の意向も踏まえ、この成績表のデータを研究に生かしてもらう一方、保管場所を探しているということです。

青森高校の宍倉慎次校長は「太宰の作品を成績とからめながら、なお一層深く読んでもらいたい」と話しています。