博報堂DY 子会社元社員 金券など無断発注し換金 27億円余損失

広告大手の博報堂DYホールディングスは、子会社の元社員が商品券などを無断で発注し、換金を繰り返す不正を行っていたとして、この元社員を懲戒解雇にしました。会社は未払いによる27億円余りを損失として計上しました。

発表によりますと、不正を行っていたのは子会社の「博報堂プロダクツ」の40代の元男性社員です。

元社員は2016年から4年間にわたり、社名をかたって業務とは関係のない金券や商品券を発注して換金し、その購入代を支払うため追加で金券などを発注して換金する行為を繰り返していたということです。

去年、発注先からの連絡で発覚し、会社側の聞き取りに対して元社員は事実を認めたということで会社は1月29日付けで元社員を懲戒解雇にしました。

元社員は発注した金券のうち、一部は支払っていましたが、未払いの代金は、合計で43億3000万円に上っています。

このうち元社員が換金してそのまま持っていた現金を除く27億1000万円分は、会社が支払うことになり、10日発表した決算で特別損失として計上しました。

博報堂DYホールディングスでは警察に相談して今後、法的な対応を検討するとしています。

また社内の特別委員会による調査を進めるとともに、再発防止のため換金性の高い物品の取り引きを当面の間、原則禁止としました。