菅首相 新型コロナ ワクチン接種 来週半ばに開始する方針

新型コロナウイルスのワクチン接種について、菅総理大臣は、政府与党連絡会議で、来週半ばに開始する方針を明らかにし、準備に万全を期す考えを示しました。

総理大臣官邸で開かれた政府与党連絡会議で、菅総理大臣は、新型コロナウイルスのワクチン接種について「有効性と安全性を確認したうえで、来週半ばには接種を開始する。現場の運営を担う自治体や医師、看護師の協力が、ぜひとも必要だ。引き続き、あらゆる努力を尽くし、万全の準備を整えていく」と述べました。

また、10の都府県で緊急事態宣言を延長したことについて「国民にさらなる負担をおかけするのは大変申し訳ない思いだが、何としても感染を収束に向かわせる必要があると思い判断した」と述べました。

そのうえで「飲食を中心とした、これまでの対策を徹底し、新規の感染をさらに減らし、入院者や重症者の減少につなげていく。引き続き、日々の状況を注意深く分析し、専門家の意見も伺い、私のもとで必要な対応を判断する」と述べました。

また、今週13日に新型コロナウイルス対策の改正特別措置法が施行されることについて「個人や事業者の権利に十分配慮しながら効果を上げていきたい」と述べました。
そして、加藤官房長官は、改正特別措置法の施行前日の12日に「基本的対処方針」の変更を予定していることを明らかにしました。