接触確認アプリ「COCOA」トラブル 調査チームで検証へ 厚労省

新型コロナウイルスの接触確認アプリ「COCOA」で、一部の利用者に通知が行われていなかったトラブルを受けて、厚生労働省は、省内に調査チームを設け、検証作業を進めることにしています。

「COCOA」は、1メートル以内に15分以上いた利用者どうしのデータを記録し、一方で新型コロナウイルスの感染が検知されると、相手方に「濃厚接触の可能性がある」と通知するスマートフォン用のアプリで、去年9月末以降、基本ソフト「アンドロイド」の利用者に、検知や通知が行われていなかったトラブルが明らかになりました。

厚生労働省は今月中旬までに改修することにしていますが、今回の問題を受けて、省内に調査チームを設け、外部のIT専門家などを招いて検証作業を進めることにしています。

また、今回のトラブルをめぐっては、デジタル分野の専門知識を持った職員が省内に限られているなど「COCOA」の管理体制にも課題があるとして、アプリの改修は内閣官房のIT総合戦略室が担当し、システムを抜本的に見直すことも検討する方針です。