EUからファイザーのワクチン第1便許可を発表規制改革担当相

河野規制改革担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン輸出を許可制にしているEU＝ヨーロッパ連合から、アメリカの製薬大手、ファイザーの日本向けの第1便について許可が得られたと発表しました。

そのうえで「現時点では、1便ごとに承認を取る必要がありそうだ。しっかりと情報を入手しながら今後の戦略を考えていく」と述べ、発送される便ごとにEUから許可を取る必要があるという見通しを示しました。

また、河野大臣は「医療従事者への先行接種をスタートさせるが、その後の医療従事者全体、高齢者への接種に必要なスケジュールの確定は、今後詰めていかなければならない」と述べました。

一方、自民党内から、高齢者には自治体による集団接種だけでなく、医療機関での個別接種も柱とすべきだという意見が出ていることについて、河野大臣は「将来的に否定するものではないが、高齢者の接種についてはすでに自治体で準備に入っていただいているので、そこは現在、準備していただいている状況で進めていくつもりだ」と述べました。