変異ウイルス 兵庫で5人感染確認 クラスターか 埼玉でも3人

イギリスで感染が広がっている変異した新型コロナウイルスに、兵庫県内の男女5人が感染していたことが新たに分かりました。このうち4人は濃厚接触者どうしで、厚生労働省はクラスターが発生したと見ています。

イギリスで感染が広がっている変異ウイルスへの感染が確認されたのは、兵庫県に住む10代から80代の男女合わせて5人です。

厚生労働省によりますと、このうち4人は濃厚接触者どうしで海外に滞在歴がなく、厚生労働省はクラスターが発生したと見ています。

残る1人も海外に滞在歴はなく、すでに関西空港の検疫で感染が判明していた女性の濃厚接触者だということです。

また、埼玉県では、10歳未満の2人を含む合わせて3人が、変異ウイルスに感染していたことが新たに分かりました。

このうち10歳未満の女の子は、変異ウイルスへの感染が相次いで確認されていた、子どもが通う施設の関係者だということです。

厚生労働省は、「感染の面的な広がりがあるか結論を出すには十分な情報がなく、今後も監視を続けたうえで評価したい」としています。

このほか成田空港の検疫で、男女3人がイギリスや南アフリカで確認されている変異ウイルスに感染していたことも新たに分かりました。

国内で変異ウイルスへの感染が確認されたのは、空港の検疫も含めて合わせて92人となりました。