サッカーJリーグ 緊急事態宣言地域では観客上限5000人の方針

サッカーJリーグは、今月26日からのリーグ戦の開幕を前に試合の運営方法などを定めたガイドラインをまとめ、緊急事態宣言の対象地域で行われる試合では観客数の上限を5000人とする方針を決めました。

Jリーグは8日各クラブの代表者などを集めて実行委員会を開き、今月26日のリーグ戦開幕に向けて試合の運営方法などを定めたガイドラインをまとめました。

その中で、緊急事態宣言が出されている10の都府県で開催される試合については観客数をスタジアムの収容人数の50%以下としたうえで上限は5000人としました。

人の移動による感染拡大を防ぐため、ビジター席は設けないとしています。

また、政府がイベントの開催時間を午後8時までに短縮するよう働きかけていることを踏まえて、試合開始の時刻は午後6時よりも前にするということです。

今月26日の開幕日に川崎市で予定されているJ1の川崎フロンターレと横浜F・マリノスの試合もこのルールに基づき観客の上限は5000人になる見通しです。

一方、緊急事態宣言が出されていない地域で行う試合では、観客数の上限はスタジアムの収容人数の50%とします。

さらに県独自の緊急事態宣言が出されている地域で行われる試合の観客については自治体の意向などを確認しながら検討するとしています。

Jリーグの村井満チェアマンは「地域によって感染状況が異なるので地域に応じたきめこまやかな対応を行うのが今回の方針だ。安全対策を講じながら観客の皆さんを迎えたい」と話していました。