ソフトバンクG 最終利益 過去最高3兆551億円 9か月間決算

ソフトバンクグループの去年12月までの9か月間の決算は、最終的な利益が初めて3兆円を超えました。投資先の企業の株価が上昇したことなどにより、利益が大きく押し上げられました。

ソフトバンクグループが発表した去年12月までの9か月間のグループ全体の決算は、最終的な利益が3兆551億円と、前の年の同じ時期の6.4倍に増え、この時期としてはこれまでで最も多くなりました。

これは配車サービス大手のウーバーやアメリカの料理宅配のドアダッシュなど、投資先の上場企業の株価が値上がりしたことで1兆5000億円もの未実現評価益を計上したことや通信子会社のソフトバンクや傘下のZホールディングスの業績が好調だったことなどから、利益が大きく押し上げられました。

SMBC日興証券によりますと、東京証券取引所に上場する日本の企業で、この期間の最終利益が3兆円を超えるのは初めてだということです。

孫正義社長は記者会見で「3兆円はそれなりの数字だがさして喜ぶようなものでもないし、この程度で満足するつもりはさらさらない」と述べました。

そのうえで今後の戦略について「ソフトバンクは金の卵を産むガチョウで、傘下の投資ファンドは情報産業の中でもAI革命に集中する」と述べました。

孫社長「ジャック・マー氏と連絡とっている」

ソフトバンクグループの孫正義社長は、8日の決算会見で、投資先の中国のネット通販最大手「アリババグループ」の創業者のジャック・マー氏と連絡をとっていることを明らかにしました。

ジャック・マー氏は去年10月に中国の金融当局を批判するスピーチをしたあと、しばらく公の場に姿を見せていませんでしたが、1月オンラインで開かれた催しにおよそ3か月ぶりに姿を見せていました。

孫社長は8日の会見でジャック・マー氏に関連して「彼は絵が好きで、『マサ、今度、俺はこんな絵を描いたよ』と言って制作中の絵を送ってきている。僕も実は個人的には絵が好きで寝る前に描いていて、完成したら見せようと思っている。ビジネスの生々しい話というよりは、個人的な趣味の話だとか、元気か、という話のやりとりをしているという状況だ」と述べました。