銀行・信用金庫の1月の融資残高 過去最多更新の578兆円余に

銀行と信用金庫が企業や個人に融資した残高は、先月、これまでで最も多い578兆円余りになりました。新型コロナウイルスの影響で、資金繰りが厳しくなっている中小企業などへの融資が依然として高い水準となっています。

日銀が8日発表した「貸出・預金動向」によりますと、全国の銀行と信用金庫が企業や個人向けに行った融資の残高は、先月1か月間の平均で578兆835億円となりました。

3か月連続で前の月を上回り、比較ができる2000年以降で最も多くなりました。

新型コロナウイルスの影響で企業の資金需要が膨らみ、資金繰りが厳しい中小企業や個人事業主向けの融資が高い水準となっています。

一方、企業や個人による預金は、社債の発行で手元資金を厚くする企業が増えていることなどから、先月1か月間の平均で806兆1633億円となり、こちらも過去最高を更新しました。

日銀は「2度目の緊急事態宣言の影響で、飲食業などの資金需要が再び拡大しないか、動向を注意深く見ていきたい」としています。